精神分析的な考え方に基づくグループ体験には、主に治療を目的とした精神分析的集団療法 psychoanalytic group therapyと主に専門家向けに集団について、そして集団と自分が相互交流をなす有様について理解を深める体験グループ experiential groupがあります。
精神分析的集団心理療法
心理療法をご希望でお問合せをいただいた方は、どなた様もアセスメント・コンサルテーションと呼ばれる段階を経ていただいています。これは、あなたがどのようなことにお困りで、何を望み、どのようなことを希望されているのか、今この段階で心理療法を受けることが本当にあなたの役に立ちそうか、役に立ちそうとするならば、どこで、どのような心理療法をどんなふうに受けるのがもっとも役に立ちそうか、あなたと担当者とで丁寧に話し合いながら決断してゆくものです。この話し合いの結果、精神分析的集団療法をご提案する場合があります。
※開催最低人数(5名)に達するまでウェイティングリストに登録してお待ちいただくことになります。
体験グループ
医師・心理士・看護師・ソーシャルワーカー等の専門家の方で、集団力動について体験を通して理解を深めたい、集団の中にあって自分の心がどう影響されどう反応するのか理解を深めたい方は、体験グループが役に立つでしょう。
※子どもの心理療法支援会サポチル主催研修会の一部として開催していた「体験グループ」は、2019年度以降参加を募集しないことにしました。「体験グループ」をご希望の方は、同僚や仲間同士で最低開催人数以上まとまってお申し込みください。日程その他双方の都合が合う限り個別にお引き受け検討いたします。
詳しくはお問合せ下さい。 なお、最低開催人数は5名、最大人数は8名です。
参考になる文献
Caroline Garland (Ed.) 2010; The Groups Book: Psychoanalytic Group Therapy: Principles and Practice including The Groups Manual; The Tavistock Clinic Series; Karnac Book; London.
参考になる外部イベント
The Leicester Conference; The Tavistock Institute. – 毎年開催